①第一回は葬儀に出席したとき記入する金封の記入の仕方です。
金封とは祝儀袋、香典袋とも呼ばれています。そのほとんど7割近くが愛媛県で生産されています。ひょっとしたら愛媛県の人も知らないかもしれませんね。
この一般に香典袋に記入するときに御霊前と書くか御仏前と書くか迷いませんか?
書くなら御仏前です。これは金封は故人の霊に捧げるのではなく、仏様に捧げるので、御仏前と記入しましょう。
私自身何も知らない、会社員の時考えず御霊前、と記入された金封を何気なく持参していました。
皆さんこれからは、迷うことなく御仏前と記入しましょう。
①第ニ回焼香について
宗派によってまちまちですが、主な宗派のやり方はいかにまとめました。
真宗では、おしいただかず、一回行います。曹洞宗では二回行い、一回目はおしいただき、二回目はおしいただかないです。
日蓮宗は一回~三回行います。浄土宗では、特に回数の制限はないです。
真言宗では三回おこない、おしいただきます。
このように宗派でいろいろと違いますし葬儀に出席したとき慌てないようにしましょう
③お寺の本堂について
みなさんお寺にあるお墓にお参りするとき、本堂を素通りしていませんか?
ほとんどの人が、本堂を素通りして、お墓参りしているのが現状ではないでしょうか?
もしお寺のなかにあるお墓でしたら、お墓参りの時、本堂のご本尊に礼拝してから
お墓詣りしてほしいですね。
④お布施
よく聞かれるのが法事で、僧侶を招いて仏事を勤めるときいくら包めばいいかということですね。
私もよく聞かれます。仏教界ではお布施は僧侶の報酬ではないと言っています。しかし現実として、僧侶代行業者とか具体的に金額を記入しているところがあります。私は気持ちだけで結構ですと言っています。なんだかあいまいですよね。
具体的じゃないのは仏教界がお布施は対価じゃないと判断しているからです。地域によって金額は違うかもしれませんが、その地域の人に聞いて判断されたらいいと思います。
私の同僚が気持ちだけで結構ですと言ったら中身は千円しか入っていなかったと言っていました。トホホですよね。
私見として、金額を示してくれたほうが僧侶としてはいいと思いますが・・・
⑤お彼岸とは
お彼岸は年に二回、春分と秋分の日をはさんで、前後1週間ずつあります。この時期はお寺で彼岸会があります。この日はお寺での法要がありますけど、最近はお寺での法要よりお墓参りを大切にしている方がほとんどじゃないでしょうか。よく書物にはお寺の法要には参加せず、お墓参りを重視する傾向を嘆かわしいと言っている人がありますが、年に何回かはお墓参りで、先祖を顧みるのでいいのではないかと思っています。
⑥葬式の小型化、簡素化へ
最近は葬儀の形態も大掛かりな物より、近親者だけで行うお葬式が多くなっています。将来お葬式そのものが無くなっていくかもしれません。それに伴いそれに変化した葬祭場だけが生き残っていくでしょう。